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2016.08.17更新

 弁護士になって4日目に、相談会に参加させていただきました。相談だけでなく、ビラ配りや、炊き出しの列の整理のお手伝いもさせていただきました。
 相談会には多くの人に相談に来てもらうことができ、また、相談に訪れた方にも、多くは相談にきてよかったと思っていただけたようでした。
 来ていただいた相談者の方の中には、チラシやクチコミによって知って来たという方もいれば、たまたま通りがかりに知って訪れた方もいました。通りがかりに相談に来たという方は、今日はここを通ってよかった、たまたまこのイベントに出会わなければ相談に行かなかったかもしれないとおっしゃっていました。その意味で、町に出て相談会をすると普段建物の中でまっているときには出会えない人に出会えるメリットがあったかもしれません。
 また、普段は、仕事と親の介護で相談に来る時間がないとおっしゃっている方もいました、その意味では、日曜日に法律相談をしていることも意義が大きいと思いました。
 さらに、相談者の中には、家も仕事もなく困っている人はもちろん、今は家に住んでいるが仕事がなく、もうすぐ貯金がなくなり住む家がなくなりそうだからどうすればいいのかという方もおられました。早めに相談してくれたことで、住処をなくすという事態は避けれそうです。これも、この相談会が気軽に相談できる場を提供したからだと思います。
以上のようにこの相談会に大きな意味があることを感じました。自分がこのような意義ある活動に参加できたことをうれしく思います。
 また、この相談会の特色として行政、労働組合、弁護士、司法書士、医師等の専門家が一体となって貧困の問題に取り組んでいる事があります。
 人が暮らしていくには、健康、仕事、住処等さまざまな問題が生じます、これらをクリアするためには一人の専門家だけでは出来ることが限られてしまいます。さまざまな分野の専門家が知識を出し合うことで一人の人間の問題にやっと対処できるのです。今回この相談会に参加してこのことの意味を実感しました。
 特に相談者に資力がない場合、行政サービスを利用することが多くなります。弁護士としても貧困問題に取り組む上では、アクセスをつなぐのに必要な程度の行政サービスの知識は習得しておくべきと感じました。
 また、さまざまな分野の専門家が集まることで、別の視点から問題を見ることができ、よりよい解決法を見つけることが出来ると感じました。
今後も、さまざまな専門家と連携して、貧困の撲滅のための取り組みに参加していきたいと思います。

投稿者: 川崎合同法律事務所

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