トピックス

bnr_top02_tel.png

2016.08.17更新

本当に「財政難」か

  10月28日に「こんな税金のムダ遣い、許せますか─川崎市民のつどい」が開催された。
  川崎市が川崎土地開発公社(市が100%出資)に先行取得させた土地が「利用目的があいまい」「有力者介在の政治的取得」の結果、長年にわたって有効活用されず、「塩漬け」状態となっている。多くの地方自治体が「財政難」を口実に、福祉、医療、教育、公害環境の予算を大幅に削減している。しかし、実態は、財源がないのではなくムダな公共事業の展開(その象徴が「塩漬け土地」の存在)を策し、失政に失政を重ねていることに主因があり、市民生活切り捨ての諸施策を「財政難」を口実に正当化することは許されない。

  「塩漬け土地」のうち静岡県南伊豆保養所用地は6億超円で購入したのに、昨年12月何と5,570万円で安値売却され、岩手県東和町保養所用地は8億円もの金をかけながら、ついに有効活用できず、今年3月東和町に無償譲渡された。
 一方、第三セクターかわさき港コンテナターミナル㈱は、市のふれ込みに反し赤字決算をつづけ、ついに破産。大師インターで打ち止め濃厚の高速川崎縦貫道への無為な出資等々、大規模開発の失政は目を覆うばかりとなっている。
 下水道談合、水道メーター談合、川崎北部病院談合と地方自治体レベルでの談合も多発し、高値落札の結果、市財政に重大な影響を来たしている。

何とかしなければならない。10・28企画はそんな思いから「改革の第一歩、事実を知ろう」、を合言葉に開催された。

10・8「塩漬け」バスツアー
 県外の保養所用地の外、川崎市内にも数多くの塩漬け土地が存在する。
 用地取得費104億円に対し、現時点の支払利息が何と86億円―その上利用のメド立たず、というアキれた土地。取得費9.4億円に対し、支払利息が16億円の長期塩漬け土地。現在の路線価が19万円/㎡及び20.5万円/㎡に対し、何と54.4万円/㎡及び74.8万円/㎡の異常高値買収の土地。看護婦養成施設用地、小学校用地として買収しておきながら不適格用地のため転用利用するしかない土地、川崎市側からの接道がない、そもそも利用不能の土地。

  そんな「塩漬け土地」を検証するバスツアーが、10月8日に行われ、参加者の「知ってびっくり、怒りの噴出」企画となった。

 ちなみに私たちの取組みはテレビ番組「スーパーモーニング」に9月29日に放映され、次いで10月20日には10・8企画を中心に再び20分枠で放映され、全国的にも全市的にも大きな話題となっている。

投稿者: 川崎合同法律事務所

entryの検索

カテゴリ

川崎合同 法律事務所 お問い合わせ 50周年の歩み50周年の歩み トピックス Q&A ケーススタディー 講演・セミナー 採用