テレビで映される国会議員の姿を見て、この人たちは本当にちゃんと国民のために仕事をしているのだろうかと疑問に思うことはありませんか?
野田政権は、国民に消費税増税の痛みを押し付けると同時に、「自ら身を切る」と称して衆議院議員の定数を削減する法案を提出しました。現在の衆議院議員の定数480人のうち、小選挙区から5人、比例代表から40人、合計45人の国会議員を減らそうというもので、法案には将来的に比例代表をさらに35人減らすことが盛り込まれています。
しかし、本当に国会議員の数を減らしてもいいのでしょうか。私たちの声を代表する人が少なければ少ないほど、多数の意見のみが取り上げられ、少数の意見は切り捨てられてしまいます。「国会議員の質の劣化」の原因は、トップ当選の声しか反映されない「小選挙区制」にあります。いま求められているのは、比例定数の削減ではなく、私たちの声が届く選挙制度に改めていくことです。選挙制度の抜本改革は、民主党以外の野党が一致して求めており、今がその実現のチャンスです。
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